ぴかるのカルテ

リハビリの作業療法士がいかにくだらない毎日を過ごしているかを綴ります(笑)

ブーツ滅の刃 ドクターマーチン編①

ブーツは高いよね。

そう簡単には買えないよね。

古着屋でそんな先入観は打ち砕かれました。

 

中古は意外と安い!

そして程度はピンキリ!(当たり前)

お目当てのドクターマーチンを探します。

 

ここでドクターマーチンの歴史を。

f:id:rupica0113:20230613165436j:image

1945年の第二次世界大戦中、のちのドクターマーチン創業者となるクラウス・マルテンス博士は、ドイツ軍の兵役に従事していた。とある休暇中、バイエンル地方のアルプス山脈にて、スキーを楽しんでいる最中に足首に怪我を負う。そこから「怪我を負った足と、軍から支給されたブーツは全く適さない」ということに気づき、怪我から治癒するまでの間、ソフトな革とエアーを充満させた靴底を用いたブーツの改良案を設計。そうして完成したのが、足の負担を軽減し空気の上を歩いているかのような履き心地を実現する「エアクッションソール」だ。これが、ドクターマーチンが生まれるきっかけとなった。

1960年に「Dr.Martens(ドクターマーチン)」としてデビューを飾り、その履き心地の良さと当初は2ポンドというお値打ち感のある価格設定で販売されていたことから、イギリスのポリスマンや郵便配達員、救急隊員、工場労働者などの間で支持を集めていたドクターマーチン。その後、ジャマイカの音楽であるSKA(スカ)を好むイギリスのサブカルチャー集団“スキンヘッズ”や“モッズ”などに履かれるようになり、サブカルチャーの必須アイテムとして定着。

イギリスの人気バンドThe Who(ザ・フー)のボーカル、ピート・タウンゼント氏が自身の労働者階級の誇りと反骨精神を表現するためにライブで着用したことをきっかけに、ワークブーツからサブカルチャーを象徴するアイテムとして生まれ変わりを遂げた。その後もグラムやパンク、ツートンなどのさまざまな音楽スタイルを好む者たちから絶大な支持を誇り、その人気を確立していく。音楽フェスなどでも多く着用され、ミュージックシーンにも欠かせないアイテムとなった。

こんな感じ。

一言で言えば「リハビリ靴として生まれたドクターマーチンはワークブーツとして労働者やオシャレとしてアーティストにバカ売れしたよ」

 

ということで、うちにお迎えしたのはこれだ。

ドクターマーチン 8ホール。

Theドクターマーチンなガラスレザーの黒。

クソかっこいい。そしてソールの黄ステッチがクソかわいい。

f:id:rupica0113:20230613144807j:image

ドクターマーチン 6ホール。

ブラウンが渋かっこいい。

f:id:rupica0113:20230613144715j:image

ドクターマーチン クロフトン。

マウンテンブーツですな。
f:id:rupica0113:20230613145937j:image

 

中古なんでやっぱりえらく汚かったり乾燥したり、ものによってはカビてたりする。そこからお宝を吟味するのがとても楽しくて、買って帰ってから掃除したり消毒したり、磨き上げたりが最高に楽しくて、ひと手間加えることで仕上がった時は新品では味わえない喜びなんだと思います。

 

ただ、ドクターマーチンに限らず、革靴に付き物のあれがわたくしを苦しめるのでした。

 

つづく