ぴかるのカルテ

リハビリの作業療法士がいかにくだらない毎日を過ごしているかを綴ります(笑)

ベックマンについて

前回軽く告知してた期待の新人が届きました!

 

レッドウイング9010

ベックマン

ブラックチェリーフェザーストーン

2007年製

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なんとこのモデル、ベックマンなのにモカシン縫いなんです!

ベックマンなのにつま先がラウンドではないというなんとも異質なモデルなのです。

でもソールは875のような白底じゃなく、ちゃんとベックマンソール。

それにしてもなにこのツヤ。

フェザーストーンやばたにえん。

イクっ!

例によって中古なんでエイジングはなかなか進んでいましたが、なかなかの美品。色抜けを補色してコロニル1909で磨きを入れるだけでとんでもなくスケベなスタイルに。

 

せっかくなのでベックマンを深掘りしたい。

 

ベックマンブーツとは。

開拓時代の面影を残す約100年前の米国西部では、シンプルな6インチ丈ブーツがドレスシューズとして履かれることが多かったそう。実は「ベックマン」の原型となる6インチラウンドトゥブーツも、ワーカー用ではなくドレスシューズとして履けるよう開発されたモノなのです。1920年の『レッド・ウィング』のカタログにおいても、原型モデルはフォーマルな用途を想定し“for General Wear”として紹介されています。そんな出自を持つ「ベックマン」だけに、佇まいはワーク然とし過ぎずシャープで紳士的。

 

フェザーストーンとは。

ベックマンブーツに代表されるレッドウイングプレミアムコレクションの「クラッシック・ドレス」シリーズ専用の革。レッドウイングの自社タンナリー(革のなめし工場)である「S.D.FOOT」による卓越した技術と熱心な研究の結果、ホーウィン社のクロムエクセルレザーのしなやかさにレッドウイングブーツならではの強靭な耐久性が加わった、まさに究極のレザーが誕生した。

なめしの工程を2度行う。初回はクロムなめし(これはホーウィンと同じ)、そして再なめしから染色の過程で防水性と銀面(革の表面)の色合い・輝きを両立するために特殊な染料やワックス、オイルなどを使用し入念に時間をかけて仕上げる。この工程の隅々にS.D.FOOTならではの企業秘密があるらしい。

その原皮には、牛革の中でももっともタフでしなやかなテキサス産ステアハイドを使用しているのだが、その中でも初回なめしが終わったハイドを入念にチェックし、銀面のなめらかさ・厚さのムラ・しなやかさなどの観点で最上級のもののみが選び出される。その資格を持つのは全体のわずか5%だけ!

この「フェザーストーン」という名前、これはレッドウイング市とその周囲一帯を指す地域名で、約130年前ここでS.D.FOOT社が誕生したときからそのタンナリーのすぐ隣には、地区名「フェザーストーン」を示すサイン「道標」が立っている。今回開発されたこのレザーこそ、レッドウイングの創業者「ベックマン」の名を冠するブーツに最もふさわしいとして、タンナリーがこの名を与えた。

またもうひとつの理由は「フェザーストーン」の文字の意味するフェザー(羽根)とストーン(石)。羽根のように優雅でしなやかな銀面と、石のように強靭な耐久性を併せ持つこのレザーの特徴を的確に表現しているからだ。

 

な、ながい。

一言で言うと、「創業者の名前をブーツの名前につけるからには、選び抜かれたエリート革を使ってるぜ!」ということですね。

確かに、ツヤとシワのきめ細かさは全然違うのですよ。

で、ベックマンの基本はラウンドトゥなわけです。

この革でモックトゥを作ったら...というロマンが具現化したら9010になりましたという感じですね。

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エロいわぁ。

こんなん履いてたら自分はスケベですってアピールしてるようなもんだ(笑)

まあスケベですけど。

 

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せっかくなのでベックマン三兄弟

左から、9010、9011、9014

ブラックチェリーが2足になったね。

この棚だけ無駄に光っている。

控えめに言って最高。

ベックマンが似合う男になりたい!!