レッドウィングのサイズ選び2023保存版
初めてのレッドウィングって敷居高いですよね。
自分は未だに直営店とか入る勇気ないもん(笑)
レッドウィング買おうかなーって思ってネットとか見ると、試着必須!ってめっちゃ書いてありますよね。
試着、マジで大事ですよ。(笑)
ただ、コツを掴めばめんどくさいのは軽減します。
参考になればいいなと思うんです。
まずは自分の足型。前にも載せたけど説明のために再度。
足長が右25.7センチ、左25.8センチ。
ということで26センチの靴がドンピシャ。
足囲は右24.6センチ、左24.1センチ。
必要なデータはこれぐらいです。ちなみにこれはZOZOMATで調べました。タダで出来るからいいよ。靴屋さんとかでも調べるのはタダで出来るはず。
足長が必要な場面は文字通りのサイズ選び。
レッドウィングでは(革靴全般?)捨て寸が既に1センチぐらいあらかじめとられてます。スニーカーはそれがありません。捨て寸というのは自分のつま先から靴のつま先の内壁までの隙間のことで、1センチぐらいあると快適に歩けます。人によっては人差し指がいちばん長いとか親指がいちばん長いとかあるので、実測値のサイズでスニーカー買うとそういう所が窮屈になる。わたくしはスニーカーは27センチ、レッドウィングだと26センチで快適サイズです。
足囲が必要な場面はこれ。
レッドウィングだと物によってはワイズも選べることがあるので知っておく必要があります。
日本人は甲高幅広だってよく言うけど、自分もそうかどうかは分からないので当てはめてみよう。
26センチだとDワイズが24.3センチ。Eワイズだと24.9センチと書いてある。
わたくしの足囲は右24.6センチ、左24.1センチだったので、右はE、左はDが最適となる。Dワイズの靴を選ぶなら右だけ3ミリ窮屈感が出るということだね。
窮屈が嫌なら26.5サイズを選べば幅の問題は解決する。ただ、サイズがでかくなるとかかとの問題も生まれるため、3ミリ程度なら革を柔らかくすることで対応するのをおすすめする。
サイズがデカいと歩いた時にかかとが浮いてしまうことがある。靴に重みがある分、足に靴が付いてこない感触。パコパコ歩きになり正直かなり歩きにくい。それにくるぶしやかかとの靴擦れの原因にもなる。
かかとのフィット感は疲労度にも大変影響する。
なので、わたくしは26センチDワイズか、26センチEワイズ仕様で現在統一している。Dワイズの窮屈さ改善は後で紹介しよう。
みんなEにすればいいじゃない!って思うかもしれないが、世の中そんなに甘くないのだ。世界のレッドウィングユーザーはDワイズの人が圧倒的に多いのである。日本専売モデルや日本での人気モデルでない限り世界標準ではないEワイズはなかなかお目にかかれないのである。現行モデルでEワイズってモックトゥのやつぐらいじゃね?
さて、サイズが決まったところで、
うちのペコスたんと、ブラックなブラックスミスについているタグである。
レッドウィングの靴はメイドインUSAなので26センチは8インチの表記である。
もっと古いモデルになるとタグにはロゴだけしか描いてなくて、ベロの靴紐に隠れたところにインチとワイズが刻印されてるので中古探しする方は注意してね。
この刻印がくせ者でねー、ただでさえ読みにくいのに靴紐の圧で消えちゃってたりしてることがあって、うちの8165なんかもめっちゃ読みづらい。かろうじてサイズは読めるけど工場番号とかシリアルナンバーは無理だった。
ということで8Dか8Eがわたくしのマイサイズでした。欲しいモデルで8Eがもし選べるなら優先で。
わたくしはインソール入れたい派じゃないので基本お店でもネット購入でもこのサイズで大きな失敗はありません。もし絶対入れて履きたいよって人は0.5センチ上げるとちょうどいいのかな?
ここで余談。レッドウィングの靴の中、床面は一枚革になってるんだけど、インソール入れてるとかかと下のせっかくのロゴの刻印がだんだん消えてしまいます。良くも悪くも均等に圧がかかるからなんだろうね。あとインソールの空気穴みたいな跡がくっきり。中古探しててよく出会いますね。直接他人の足が触れてない証拠と受け取るか、悩むところだよなあ。
話を戻す。
マイサイズがわかったところまで来た。
ここまできたら手ぶらで試着にいける。
でもここで待ち受けるのは、欲しいものに限って店にない問題、である。
あるいは品ぞろえのいい店がクソ遠い問題、である。
安心してください、履いてますよ!(笑)
ではなく、安心してください、解決できますよ!
ラストが解決してくれます。
ラストとは、製造時に使う木型のことで、木で作られた足型に革を巻き付けて縫い付けして革靴が作られます。工業製品である以上、多少の個体差はあるものの、ラストが共通のモデルは理論上全く同じ履き心地になるということです。
同じ8Dでも細身なモデルやふっくらしたモデルがあるのはラストが違うから起こる現象です。このラストだと土踏まず周りがきついから0.5センチ上げようかなとかいう選択が生まれることになります。なのでラストごとのマイサイズを知っておけばもうあとはネットだろうがオークションだろうがドンピシャを探せます。
参考までに現在出回ってる有名どころのレッドウィングのブーツをラスト別に仕分けてみました。
マニアックなやつは無いものもあるかも。
8番ラスト
ベックマン、ベックマンフラットボックス、アイアンレンジャー、ブラックスミス、6インチラウンドトゥ、ラインマン、フォアマン、クラシックチェルシー
17番ラスト
9インチペコスブーツ
23番ラスト
6インチクラシックモック、8インチクラシックモック、クラシックオックスフォード
45番ラスト
6インチクラシックモック1907
※うちの1905もこれです。レザー中敷同梱のストームウェルト仕様モックのモデルと覚えて頂ければ。
50番ラスト
8インチエンジニアブーツ、11インチエンジニアブーツ、9インチロガーブーツ
72番ラスト
11インチペコスブーツ
210番ラスト
ポストマン
326番
スーパーソール
有名どころだとこんなところかな?
一応レッドウィング公式サイトの紹介ページでは現行モデルはラストが明記されています。廃盤モデルでも通販サイトとかによく書いてあります。
なので自分の欲しいモデルと同じラストのモデルを試着出来れば、履き心地は変わらないので通販とかで買っても後悔しないで済むのです。
ベックマンフラットボックスが欲しい時に、アイアンレンジャーの履き心地を知っておけばサイズ感は攻略です。革種が違うのでこっちは硬いこっちは柔らかいはありますけどね。
それではDワイズでの3ミリの窮屈さの解決法を教えてしんぜよう。
次回に続く꒰´꜆ᴖ⩊ᴖ꜀`꒱♡てへぺろ
レッドウィング探訪④止まらない物欲
どうもー。
靴メンテ回やるつもりだったんだけど...また買ってしまいました🥹
めぐり逢い宇宙です。
買うべきものが輝いて見えるようになったらもう終わりですよ。
廃盤商品の美品なんてこの先いつ出会えるかわからんしね。
まあいいさ、うちに来たからには楽しくブーツライフ味わいます。
それにしても支払いやべー( °_° )完全にボーナス頼みだわ。
仕事がんばろ(ง •̀_•́)ง
①レッドウィング875
6インチクラシックモック
オロイジナル
2011年製
ついにきたぞー!ド定番の更にど真ん中、875だよー!
超美品なのに1万円切りの破格。ソールもほとんど減ってなくて手直し要らず。素晴らしすぎ。
オロイジナルレザーのver.はハトメがガンメタ色でREDWINGって彫ってあるのがかっこいい。
現行オロレガシーver.は銀ハトメで刻印無し。
こっちのが個人的には好き。
ベロ周りがやや色が黄味が強い。エイジング前の色はこんな色だったのか。いい深みが出てきてるなあ。
傷も少なく、大事に履かれてきたのがわかる一品。
②レッドウィング8188
9インチ ペコスブーツ
ホーソーンミュールスキナー
2009年製
ペコス(笑)
かわいすぎ!!
元々はウエスタンブーツから派生して農家や牧場向けに生まれたブーツのようです。
ペコスは9インチと11インチがあってこれは9インチ。個人的にはかわいさが際立つ短い方が好き。収納もしやすいし(笑)
黒か赤茶がよく出回ってるイメージなんだけどなかなかこれはレアキャラなんじゃなかろうか。
茶味が強いので汚れ目立ちにくいし、こんなのが投げ売り価格だったなんて日本も捨てたもんじゃないな。
アイアンレンジャーでホーソーンミュールスキナーは一応体験済みでしたがあれは素人バケッタ仕様だったからノーカウントとしてリベンジ!
ネットで見たこの写真。
渋すぎ。
こんなふうになるように履きこみたいもんです。
ホーソーンミュールスキナーはオイルドスエードの一種。乾燥と湿潤のバランスをしっかり整えないとこの写真のようにはならなそう。手強いけど頑張ろう。
③レッドウィング2976
ショートエンジニアブーツ
ブラッククローム
2011年製
なんだこれ、ただの長靴じゃねーか。別アングル。
これこれ、これよ!
ベルトが見えないと意味ないよね。
たまらない重厚感。
エンジニアブーツも11インチと8インチがあって、主流は11インチだね。
8インチは人気がないの?現在は廃盤。
わたくしこっちの方が好きよ。
丈が短いことで2本のベルト間が短くなるからギュッとかっこよさが凝縮してるというか、暑苦しさが長いのよりスッキリしてるというか、まあそんな感じ。主観だからなんとも言えんけど。あとは収納しやすい!
エンジニアブーツ最近無性に欲しかったのよ...。
過去累々と出会ったブーツ好きはみんなエンジニア推しだったのよね。
あれ、おかしいな。その人らがガシガシ履いていた年齢と今の自分の年齢がほとんど変わらん。
もしかして30代後半のアラフォーはブーツ病にかかるのか?
一生モノってフレーズが妙に刺さるのもアラフォー特有の病なのか?
わたくしが履きまくることで次の世代の目に焼き付けてブーツ病を脈々と受け継ぐのが使命なのでは?
もうブーツ教の宣教師にならなくては。
アナタハブーツヲシンジマスカ?
痛え硬ぇうちは信じられません( °_° )
ペコスもエンジニアも革が厚くてまじ辛い。裏からオイル入れして柔らかくしてる真っ最中。だいぶマシになってきてはいるからしっくりくるようになったらブーツ教に入信するわ(笑)
我が家のブーツ棚。
やばっ。
マジで脚が足りない。金もな(-_-;)
もう欲しいものないよ。フェザーストーンのフラットボックスが目の前に現れない限りなッ
あれはなかなかないよ。たぶん無理。
もう棚がないので収集もひと段落にしよう。箱で保存とか靴箱で冬眠とか嫌なんで。
10年後この棚のブーツたちがプレミア価格になったらドヤ顔で高みの見物するわ。その頃にはヴィンテージ感マシマシでしょう。
スタンダードプロダクツ
スタンダードプロダクツって皆さんご存知ですか?
最近店舗数を増やしてるお店です。わたくしのわりと近くのショッピングモールにも最近入ったんです。
ダイソーの新業態で、シンプルめな雰囲気の品が多いです。高級100均て感じ。
ええ、無印良品に真正面からケンカ売ってる感じです。
家具とか、洋服とかはないです。木材加工やオーガニックコットンは無印良品の得意分野ですもんね。
その分小物類は充実してます。国産推しの物が多い印象。尚且つ無印良品より安い。
昔からムジラーのわたくし、最近スタンダードプロダクツにハマっておるのです。
数ある商品の中でも今イチオシなのが。
シューツリー700円。
馬毛ブラシ・豚毛ブラシ300円。
ペネトレイトブラシ100円。
安っす!!!!
破格ですよ。
特にシューツリーはすごい。高級シューツリーのように二股に分かれたりといった機能性はないものの、履きジワ伸ばしとしては十分だし、ヒノキ材使用で消臭効果も期待できる。それで700円。Amazonでも木製で最低限のやつ最安2000円ですよ。
思わずうちのレッドウィングのためにたくさん買った。
だが最近お買い得に気付かれたようで男性サイズ品切れが多い。見つけたらまたたくさん買う。20万の靴とかだったらもっとかかとのフィットがいいやつ買った方がいいけどね。うちにはそんなのないからこれでいい。
馬毛ブラシ。ホコリ落とし用だからワタクシにとっては長さが足りんと感じる。毛足があと1センチあったら嬉しいなと思う。300円は安いから靴磨き初心者には良い。
豚毛ブラシ。毛の密度がもっと欲しい。ツヤ出しはこすってナンボなので密度はあればあるほどいい。でも300円だから十分。初心者向け。
ペネトレイトブラシ。これは傑作。ウェルトまわりの細かい溝や羽根裏など指でクリーム塗りにくいところに重宝する。色付きクリームなどで使い回さないで済むように10本ぐらい買った。100円とか嬉しすぎて泣いた。きっと白い目で見られたことだろう。
他にもスニーカー用のクリーナーとかもあったのでいつか試してみよう。
いいのみつく
あ、余談ですが革好きが高じて靴磨き知識アドバイザーになってしまいました。
ウケるww何になりたいねん(笑)
まあ割と誰でも取れるけどね。
資格ゲッターとしては真面目に勉強して本格的にシューケアマイスターとかに挑戦してみるのも楽しいかもしれない。
靴磨き芸人、みたいに靴磨き作業療法士ってのは新しい商売に...ならんか(´;ω;`)
それなりに知識をつけたことで、中古靴再生とか、補修を身に付けて出会った靴を今以上に大事に出来るよう役立てたいですね。
革ジャン紹介回やりたくてうずうずしてるんだけど、シーズンオフかつ梅雨だからカビ予防の陰干しのときにやろうかな。
靴メンテ回を先にやろう。
レッドウィング探訪③増刊号 ベックマン編
わーっはっはっは!
笑いが止まらないッッ
ついに、ついにお迎えしたぞ!
ベックマンを!!
前回投稿時にはまだお迎えする予定ではなかったんですけど...。
メルカリでハンティングしてたらいいタマを見つけてしまい即決してしまった。
まじやべー。相当節約しなきゃやべー。
言い訳と懺悔をしよう。
いま、レザー業界は大変なことになっている。
革の価格高騰がすごいのだ。
円安ドル高の影響、ウクライナ問題に端を発するエネルギー価格高騰、コロナからの回復による物流混乱などなどが重なり、国産外産に限らず急激に価格高騰が続いている。
レッドウィングに限った話ではないが物価高騰により新品価格はぐんぐん上昇。輸入物なら尚更。
そして新品を高いと思った層は中古を買う。
いいモノは早い者勝ち。そうすると中古市場も全体的に価格が底上げされてしまう。
喉から手が出るほど欲しいと思った頃にはプレミア価格となるのである。
だからわたくしは我慢しなかったッ!
家計は苦しいけどもなかなか無理して買ったッ!
中古だけどねー。
ベックマンはわたくしがレッドウィングを集め始めたときには既に廃盤ブーツである。
近年中には新しいベックマンが発売になるかもしれない。だがその頃には貧乏人には手が出せない価格になっていることだろう。
復活したところでフォルムが大して変わる訳ではないだろうし、あの時買っといて良かったわと思う日は必ず来ると確信している。
ベックマンの解説を。
ベックマンという名前は前回紹介した職業名ではありません。
レッドウィングの創業者チャールズ・ベックマンの名からきています。比較的上品な佇まいが印象的なモデルです。このベックマンのモチーフは1920年頃のドレスシューズです。当時のアメリカは未舗装の道路が多く砂埃が立ちやすかったため、人々が履く靴は丈の長いブーツ型が基本だった。そのためフォーマルな場面に赴く際には普段使いのワークブーツとは違った、よそ行きのきれいめなブーツを履いていたらしい。
また、ドレス寄りなデザインと合わせて、このブーツの代名詞でもあるフェザーストーンと呼ばれるベックマン専用レザーの存在。原皮からわずか5%しか取れないという希少な素材を自社タンナーで鞣した特別な革で、アイリッシュセッターなどで採用されるオイルドレザーと異なり、艶やかな光沢感を持っている。
ということで、今回お迎えしたベックマンを紹介しましょうね。
①レッドウィング9014
ベックマン
ブラック「フェザーストーン」
2011年製
黒です。見事な漆黒。
フェザーストーンの肌理の細かさはやっぱりほかのモデルとは違うなと。ツヤ感もたまらない。
クリーム載せるとツヤがギラギラ。つま先にワックス乗せたら更にギラギラ。この光沢見ながらお酒飲めるね。
うちのCOACHのスムースカーフに革質は近い。
何故かCOACHの評価まで引き上げてくれた一品。
メルカリでの購入でやや不安だったものの素晴らしい美品。新品の半額で、尚且つ痛え硬ぇを終わらせてくれてるなんてわたくしにとっては喜びでしかないッ!
あと購入の決め手はハーフソール交換済み個体であること。
ベックマンの問題点のひとつ、ハーフソール加水分解問題。ベックマンのハーフソール(前半分の靴底)がウレタン配合であったため経年使用にて加水分解しボロボロに剥がれ落ちるという問題である。対策品ソールへの転換と共に品番が9414へと変わっている。
うちのは切り替わり前の品番であるが、前オーナーが既にソール交換に出してくれていたため、手間と追加費用がかからないという点でとても嬉しい。
②レッドウィング9411
ベックマン
ブラックチェリー「フェザーストーン」
2017年製
まさかの色違いでもう1足おかわり。
こちらもベックマンの人気色ブラックチェリー。バーガンディの特徴的なカラー。
アメリカンチェリーを彷彿とさせる赤とも黒とも紫とも言えない、なんとも本当にドスケベな色なのである。
うちのブーツ屈指のえちえちカラーである。
たwwまwwらwwんwww
余談だが、サーティワンのアイスで一番好きな味はバーガンディチェリーだ。なにか運命的なものを感じる。このベックマンを履いてサーティワンに買いに行くときっと美味さが増すに違いない。
こちらもメルカリで入手。つま先に中等度の傷がスレがあって、恐らく黒クリームで補色してあったためやや目立ったものの、わたくしのプレメンテ兼、補修で悪目立ちは最小限に抑えることに成功。十分に美品と呼べる状態に持っていけた。満足である。
9411は既に9011のウレタンソールからの対策品であり、加水分解は気にしなくて良し。他に出品されている未対策品よりもかなり安く買えたので大変お買い得でした。
ハーフとは言えソール交換したらなんだかんだ1万円弱かかるもんね。
中古市場をみてると加水分解してきたから売るってパターンもみられる。かなり安いのにソール以外は美品ってのもたくさんあるので、購入即ソール交換前提で狙ってみるのも旨みがあるのではないか。
わたくしは買ってすぐ手元から離れるのはちょっと寂しいので対策済の品を買いましたが。ブーツ眺めながらお酒を飲んでのニヤニヤタイムは至福。
さて、ということでうちのブーツ棚はこんな感じに。
11足かー。
だいぶやらかしてるなぁ。
回して履いても月3回しか履けんやん...
ちょっと買いすぎだな。自覚してる。
メンテを繰り返して一生連れ添うつもりだからまあいいか。
ど素人ながらめきめきと目利きとメンテ技術は上がってきた気がする。
さすがにしばらく新しいブーツを買うことはないでしょう。欲しいもの全部買った。まんまん満足、11足満足。
ここからはいかに楽しいブーツライフを満喫するかにシフトしていく。
ドレスシューズ寄りのモデルは綺麗に履きたい。
ワークブーツ寄りのモデルは無骨な味を出したい。
まだブーツ愛を熱く語るには連れ添った年月が圧倒的に足りないのだ。
ブーツを育成するぞー!おー!
レッドウィング探訪②職業別ブーツ編
レッドウィングの歴史で出た通り、様々な職業に特化した仕様のワークブーツが誕生し、人気を集めました。
うちには職業名を冠した4足のブーツがいます。
①レッドウィング2906
ラインマン
ブライアー オイル スリック
2011年製
ラインマンは電線工って意味です。
昔は工事中落っこちて亡くなる人が多かったそうで、それを防ぐために、他のブーツと比べてつま先に近いところまで紐が編まれていることでフィット感を高めようというブーツです。
このブーツはわたくしが持ってる中で唯一のシボ革素材です。レッドウィングでは珍しいんじゃないのかな?わたくしはあんまり見たことない。
そして大変柔らかい。もう赤ちゃんのお尻!
撫でるだけでご飯食える。2合までならいける。
ラインマンて正直写真だけみたら微妙って思ってたんだけど、実物見たら一目惚れした。
だいたいの人が1足目では選ばないだろうけど間違いなく隠れた名品と言っていい。
個性が爆発してる。悪く言えばアクが強い。
わたくしは好き(笑)
②レッドウィング3345
ブラックスミス
ブラックプレーリー
2022年製
ブラックスミスは鍛治職人。
いい歳こいて厨二病を患うわたくしにはそのネーミングだけでご飯食える。2合半。
ロマンだよ。
ロマンを追いまくった結果、ブラックスミスは茶芯らしい。
茶芯とは....
昔のレザー業界では黒のレザーを作る時まだ表面だけでなく中芯まで真っ黒にする技術がなく茶色のレザーの上に黒を塗って仕上げていた。
なので経年変化の一環で、傷ついたりこすれたりした時に黒の下から茶色がチラリズムする。
その後、当時の製法と同じ染料が環境規制で使えなくなったり、芯までの黒染め技術が確立したりして、茶芯の革は絶滅した。
近年になって、茶芯のチラリズムはとっても味わいがあってオツな代物じゃないかという風潮が高まっていて、当時の雰囲気を味わえる様な重ね塗りを現代の塗料で再現したものが世に出ている。
ちなみに当時は茶芯なんてかっこよくも何ともなくボロとして扱われ上から黒マジックで塗られるなんてこともあったらしい。
茶芯マニアの方々、これで説明間違ってないでしょうか?
ちなみにわたくしは茶芯マニアではありません。茶芯だろうが黒芯だろうがカッコよきゃ良し。
話を戻します。
ちょい前のブラックスミス9160ももちろん検討しました。でもシルエットはベックマンと変わらないし、革も貴重なフェザーストーンではないからただの劣化版なのでは?
中古だからこそ妥協はしたくない。どうせブラックスミス買うなら現行モデル買いたい。
そしてラインナップにはアンバーハーネス採用の茶色ブラックスミスもある。
めちゃくちゃかっこいいんだけどブラックスミスなのにブラウンスミスはややこしい。
ということでブラックブラックスミス一択でしょ(笑)
と思ったら現行ブラックスミス品薄なんですよね。似たような茶芯のベックマンフラットボックス9060が人気すぎてずっとずーっと品薄なため茶芯ハンターがブラックスミスに流れてきてるようでドンピシャサイズにはなかなか出会えず、中古も新品もないときた。
そんな折、ヤフオクで飛びついたのがこの1足です。新品の6割位の値段でした。ちなみにわたくしのレッドウィングでは最高額。
つま先周辺に茶芯が出ていた。出品の写真ではあまり出てない雰囲気だったのに、実物はえぐれはないもののガリ傷茶芯だった。
ちょっと気に食わなかった。
じわじわ塗膜が薄くなって茶芯さんこんにちは✨がしたい。キレイめに履きたい。
塗ってやった。
顔料系の靴クリームで茶芯をお預けにしてやったぜ。
染料系の靴クリームだと茶芯を黒に染めてしまうことになるので、茶芯露出部分に顔料系の塗膜を被せてブラックプレーリーをリセットした。
邪道だと茶芯マニアにぶん殴られそうだけど、茶芯バージンはわたくしが奪いたい。
ということでブラックスミスの茶芯出しはやり直しである。全体的には茶芯具合が気に食わなかった以外は革質などかなりの美品なので、好みの出し方を追求して最高の茶芯ブーツに仕上げていきたいと思う。
③レッドウィング8111
アイアンレンジャー
アンバーハーネス
2010年製
赤羽戦隊アイアンレンジャーは、日曜朝放送の戦隊ヒーローです。
嘘です。
レッドウィング本社のあるアメリカ、ミネソタ州北部の鉱山地域アイアンレンジで働く鉱夫のことを指しています。
当時の安全靴はまだ今のように鉄や強化プラの芯がつま先に入っておらず、革2枚張りで強度を上げていました。アイアンレンジャーはその意匠が特徴的です。あとは履き口がスネからふくらはぎにかけてシャキーンとせり上がる感じとか、履き口からハトメ周辺まで切りっぱなしになってるとことか、かかとの補強革が外側についてるとか(アウトポケットというらしいよ)、まさにワイルドを形にしたらこうなりましたみたいな感じ。
たまらん。ご飯3合いける。トンカツも付けちゃう。
このアイアンレンジャーは革種がアンバーハーネスです。最高に渋い経年変化してます。カッコ良さがインフレしちゃってまったくもう。
このアイアンレンジャーを買う時、セカンドストリートでネットから2足のアイアンレンジャーを取り寄せしました。離れた店舗の在庫を指定した店舗で現物みて買える画期的なシステムです。
皆さんも靴に限らず便利なのでお試しあれ。
2足のうち気に入った片方を買おうと思っていました。8111は即決。
もう一足は…
④レッドウィング8113
アイアンレンジャー
ホーソーン・ミュールスキナー
2009年製
お分かりいただけただろうか。
敢えて買ってきたまんまの姿を載せた。
あれ?なんかおかしくね?
と思った方は正解です。このアイアンレンジャー、おかしいのです。
8113の革種はホーソーン・ミュールスキナー。
スエードです。
スエードってのは革の裏面を毛羽立たせてそよそよしてるやつです。
これがホントの8113の新品写真。
アップにしたらこれ。やば。
エイジングが進んだとしてもあまりにも異質な感じ。
ジジイの亀頭みたいな絵面だなッ
買いません買いませんこんなの買いませんってば。
これはたぶん前のオーナーがスエードにクリームを塗りたくり、毛足が潰れている状態。
わざとこれをやるのをバケッタ加工というらしい。
素人のバケッタ加工は無謀。サラサラヘアーをスーパーハードジェルで固めてそのままになってるような感じ。
たぶん市場での商品価値はないに等しい状態。
たぶんスエードの扱いが悪くて10円ハゲみたいになったのをどうしたもんかと悩んで、全体にクリーム塗っちゃお♪的な暴挙に出たのかなと想像する。
いやこうまでしといてあっさり売りに出すなよ。
こいつの処遇にはほんと悩みました。
そもそも買っていいもんなのかと。そもそもアイアンレンジャー2足要らんやろと。
でもマスク美人店員さんに買って欲しいなあ感を出されたら....調子乗っちゃって♡
お迎えした後かなり悩んだのです。
復活を目指すべきなのか、ジジイ亀頭状態で行くのか。「みてみてあの人の靴亀頭みたいなんですけどーまじうける草」「亀頭の分際でかっこつけてマジダサい草」とか嫌すぎる。
でももうこのアイアンレンジャーには行き場がない。薄情なオーナーに塗りたくられた挙句見放されてほんと可哀想。
あたしに任せんしゃい!!面倒みたる!!
とりあえずこの状態に対して何ができるのかを
実験した。
一応スエードのお手入れってとりあえずブラッシング。効果なし。岩かってぐらい硬い。アイアンレンジャーがアイアンレンジになったんか。
ステインリムーバーで拭き取り。効果なし。
どうしたもんか。
どうしたもんか。
丸洗いも検討するけど取り返し付かなくなったらやだ。
よし、ダメ元でヤスリがけするか。
すりすり。
すりすり。
あれ?なんか悪くない雰囲気じゃない?
亀頭感薄れて、雨の中の捨て犬感が出てきた(笑)
擬似エイジングというかウェザリング(汚し加工)みたいな。
嫌いじゃないかも。むしろ好物かも。
ご飯3合に明太子付けちゃおう。
潰れた毛足が少し復活して色もやや戻った。あえてやりすぎず半端な感じで仕上げる。
あれ?見方によっては8111と別方面でのワイルドさを引き出せたのでは?
革の銀面を擦るラフアンドタフ仕様(こっちは裏面だが)に近いことをやっているのか?
他人から見てどう映るのかはちょっと悩ましいところだけど、自分的にはスクラップからの華麗なる転身な感じになった8113。
粗めの毛羽立ちがありつつも光沢もあるみたいな不思議な感じ。
最悪な奴がちょっといい事したらなんか知らんけど評価バク上げみたいな?
最初から良い奴よりも評価高くなるのやめてくださいホント迷惑してます(笑)
でも手がかかる子ほど可愛いのもある意味事実。
これって正直革の耐久性的にはどうなん?平気なんやろか。通気性は既に死んでそうに感じるんだが。様子観察が必要ですな。
それにしても8111とは別路線でのワイルドさを確実に感じる。ブラックとシャドームーン的な感じか?
わたくしはシャドームーン派(笑)
ということで同時にうちにやってきた、同じアイアンレンジャーながら王道と邪道を歩む2足。これからが楽しみすぎる!!
こんな感じで職業別ブーツ編でした。
個性爆発なモデルばっかりですね。うちのは更に尖った珍個体ですけど。中古でしか味わえない醍醐味と言えなくもない。
うちのレッドウィングはこれで全部です。
こんなにあるくせにまだまだ気になるブーツはたくさんありますよ。いいお宝に出会ったらまたお迎えしちゃうかも。
ベックマンのブラックチェリー9411とか最高にドスケベな色ツヤしてる。
ベックマンフラットボックス9060のつま先だんだん薄くなるのとか最高に渋カッコイイ。ずっとずっとずーっと品切れだけど。
オロレガシーの875なんか新品から育成してみるのもいいなあとか。
みんな違ってみんないい。レッドウィングの魅力は言葉じゃ語り尽くせない。見て触れて履いてみないとたぶん伝わらない。
これから初ブーツ考えてる方、とりあえず新品でも中古でも試し履きしてみてほしい。ビビビッと来るものがきっとあるはず。中古なら廃盤シリーズも狙えるし。
朝玄関で今日どれ履こうかなとか考えたり最高に楽しい。ブーツが増え始めてから朝早起きするようになった。
お宝ブーツとの出会いに感謝。
レッドウィング探訪①アイリッシュセッター系統編
わたくしのレッドウィングコレクションを紹介しますよ。もちろん全部中古です。
中古再生の1番の魅力は新品の痛え硬ぇ時期がもう終わってることだと思います。
ま、新品を1回ぐらい味わってみたい気持ちもある。そのときわたくしは何を選ぶんでしょうなあ。
あとは店でホコリ被って眠ってるお宝を掘り起こして、磨いてソール直して第2の人生を一緒に歩くことかな。いいことしたなって気分になります。
では、まずは定番どころのアイリッシュセッター系統のやつから。
中古市場では1番タマ数が多いのがこの系統。
その分全体的にお値打ち価格で手に入ります。
でも90年代のブームで買ったはいいけどろくにメンテもせずボロボロなものも多いため、なかなか吟味が必要な系統でもあります。
退色も傷もソールすり減りも割となんとでもなるけど、黒カビてめぇだけはダメだ!!ってのが選定基準です。
①レッドウィング8165
6インチクラシックラウンド
ブラッククローム
2000年製
記念すべき初赤羽がこの1足です。
つま先のポテっとしたふくらみがそら豆みたいでとてもかわいい。
ブラッククロームの鈍いツヤが革ジャンとの相性抜群です。
木型が8番ラストだから細身に見える。
ドクターマーチンと同時期に買ったからサイズは9Dでインソール足して履いてます。甲側は痛みなし。かかとに若干の違和感ありだけど歩きを妨げるほどではない程度。
②レッドウィング9106
6インチクラシックモック
カッパーワークスミス
2012年製
ド定番の赤茶モカシン縫い。店で875かと思ったら9106だった。ABCマートだかの直輸入取り扱いモデルだったみたい。
同じ赤茶だけど875はオレンジ寄り、8875は赤寄り、9106は深めの赤寄りみたいな感じ?
ズラっと並べて比べたことはないからよく分からないけどどれもポップでかわいいよ。9106だからって敬遠する人もいるみたいだけどわたくしは気にしない。その日その場で出会ってしまったのでお迎えした。一期一会です。
サイズは8D。ドンピシャ。初めてのドンピシャの感覚に思わずイッた。レッドウィングを集めようと思ったきっかけになった1足。
③レッドウィング8179
6インチクラシックモック
ブラッククローム
2000年製
90年代に流行った黒モック。
偶然にも同じブラッククロームのそら豆ちゃんと同級生。仲良くやれよ。
ポップとシックの中間を攻めた感じの絶妙な雰囲気に拍手を送りたい1足。
出会ったときの一言。「安っす」
多少キズがあったんだけどそれにしてもあまりの安さに衝動買い。
かなりのお宝発見でした。
サイズは8E。ワイズDとEで幅が違うんだろうけど足感覚での違いがよく分かりませんでした。そんなわたくしは足がバカなんでしょう。履き心地は快適。
④レッドウィング1905
6インチクラシックモック
ホーウィン社クロムエクセル
2005年製
黒モック買った店でみつけて同時に買った1足。
レッドウィング100周年記念モデル。1905年創業に合わせた品番で特別感を感じるね。
内容としては今もラインナップにある1907に、記念でくるぶしに100周年刻印が。
1907の特徴はウェルトがストームウェルト。ウェルトの上に防塵ガードがぐるっと付いてる仕様。普通のよりボリューミーな見た目になってる。
あとは純正でレザーの中敷がおまけで付く前提のモデル。
実はちょっとこれ曲者でして。
サイズは8dなんだけど、
ちょいキツなのよ。
中敷抜くと。
ちょいユルなのよ。
レザー中敷にも100周年刻印ついてるからせっかくだし入れたいんだけどなあ。
今はかかとだけの中敷をいれてみたり、薄い中敷入れたりしてドンピシャを探るべく試行錯誤中。
1905と1907探してる人は気をつけてね。0.5ぐらいサイズ上げた方がいいかもよ。
追記:1907は革種がカッパーラフアンドタフなんだけど調べたところ1905はホーウィン社のクロムエクセルらしい。100周年記念だけの特別。実は高級革だったというオチ。大事にしようっと。
とまあこんな感じでアイリッシュセッター系統を紹介しました。試着してるくせにドンピシャじゃないなんてのもあったりしてあーだこーだ言いながら調整してます。
この系統の共通特徴である白ソールは除光液使えば綺麗になりますよ。あとかかとのすり減りにはシューズドクターNを使って肉盛りをしています。肉盛りがすり減る頃には満遍なくすり減る頃かなって気がするので全体のソール交換したいと思います。
次回、職業別ブーツ編につづく
ブーツ滅の刃 レッドウィング編
先に言おう。長くなります。
わたくしはレッドウィング沼にハマっている。
これはブーツのためだけに作った棚です。
正直イカれてる。
前回までドクターマーチン大好きだっちゃ♡
とか言ってたけど今となってはドクターマーチンは1足のみ、あと8足はレッドウィングになっているのである。
ロンドンブーツからアメリカブーツに浮気したのである。
浮気が本気になっちゃうってあるあるだよね(外道)
ちょっと方々から叩かれて炎上しそうだから真面目に。
わたくしブーツ3足欲しかったんです。ブーツは構造上やっぱり蒸れるし、湿気を抜くためにも中2日での登板が理想と思っていて、あと2足をどう揃えるかと考えた時に、いろんなのを試し履きしようと思ったわけで飢えた目で古着屋やリサイクルショップを巡るハンターと化していた。
そこで出会ったのがレッドウィング。
まずはもうお決まりとなってきた歴史から。
「1905年、自らを“シューマン(靴男)”と名乗るほど靴へ熱い情熱を持つドイツ人、チャールズ・ベックマンは、アメリカ中西部のミネソタ州の都市「レッド・ウィング・シティ」にてシューズメーカーを創業した。それが「レッド・ウィング・シュー・カンパニー」である。
創業当時はベックマンと他14人の男たちだけの小さな工場で、そ一の生産数は1日に110足というわずかなものだった。しかし、1908年にはマッケイ製法に加え、当初は高級モデルにはグッドイヤーウェルト製法を導入した。
1912年には「ブラウンチーフ」シリーズというファーマーに向けたモデルをリリース。ミネソタ州は農業が盛んだったため、レッド・ウィングはこのモデルに村長(ミネソタ州でかつて暮らしていたスー族の村長)のロゴを入れ、美しきフォルムとグッドイヤーウェルト製法による堅牢な作りで勝負をかけたのだ。これがファーマーに大当たりし、1日800足以上生産する体制を整えていたにもかかわらず、対応できないほどだったという。このブーツでレッド・ウィングの地位は確立された。
1920年代になると、レッド・ウィングはさらなる進化を遂げる。それはレザーソールだったワークブーツをさらに快適なソールにすることだった。滑りにくく、耐久性や耐水性に優れ、レザーソールよりも安価なもの。そんな理想を追い求め、辿り着いたのがグロコードソールという、ラバーに繊維を練り込んだものだった。このソールは高く評価され、ハンティングシューズやスポーツシューズに採用するメーカーまで現れるほどだった。
1934年のスチールトゥの登場は、それまでのワークブーツの概念を覆す画期的なもので、ワークブーツは完成形を迎えたかに見えたが、今度はさらなる重労働用ブーツを作ることになる。それが製材所で働くロガー達に向けたロガーブーツ、石油採掘所の採掘員や蒸気機関車の機関士に向けたエンジニアブーツなど、様々な専門職に対応する専門的ワークブーツが人気を高めていった。こうしてレッド・ウィングは、ワークブーツの定番としての地位を確固たるものにした。
このワークブーツ開発で培った技術は、その後アウトドアスポーツの世界に落とし込まれていく。それがスキーやゴルフ、そしてハンティングなどだ。レッド・ウィングの本拠地であるミネソタ州は、湖に囲まれていることからハンティングが盛んな地域だった。1939年にはクレープソールを使ったハンティングブーツをリリースし、これが後のアイリッシュセッターのルーツになっていったのだ。
1940年代後期、第二次世界大戦が終わるとレッド・ウィングの勢いは増すばかりだった。1950年代はレッド・ウィングにとっても、文字通り“ゴールデンエイジ”となった。すなわち、ロングセラーとなる名品の数々が生まれたのである。その代表格がアイリッシュセッターのシリーズ。1950年にはレッドウッドツリーの渋でなめした、赤みの強いオレンジ色の革を採用。しなやかで弾力性もあり、防水性にも優れた革だった。これがあのオロラセットである。その特性はハンティングブーツに最適だったため、さっそく採用。その色合いが猟犬アイリッシュセッターに似ていたことから、アイリッシュセッターシリーズが登場した。
1952年には8インチ丈の名品番#877が登場。翌1953年にはカウボーイやファーマーのためのペコスブーツも発表。同年には#101ポストマンシューズも登場するなど、1950年代はレッド・ウィングとって文字どおり黄金期となった。それぞれのモデルが、今日まで続く大ベストセラーであり、今ではレッド・ウィングを代表するモデルとして広く愛されるモデルとなっている。
こうしてレッド・ウィングは、アメリカを代表するワークブーツとして世界中で愛される結果となったのである。」
うん、長い。
一言で言えば、「アメリカで色々な職業に向けて特化したワークブーツがバカ売れしたよ。中でもハンティングブーツとして誕生したアイリッシュセッターのシリーズはブランドの代名詞だよ。」って感じかな。
ドクターマーチンもレッドウィングも創業者はドイツ人なんだね。偶然なんだろうけど靴へのこだわりが何十年何百年と受け継がれてくのってホントすごいなあ。
ドクターマーチンとの1番の違いはグッドイヤーウェルト製法であることだと認識している。
革に負担をかけずにソール交換が出来る。だから大事にすれば一生履ける。他のメーカーにも沢山そんなのあるんだろうけどわたくしはレッドウィングがたまたま目に入った、というだけなので他を否定するつもりはないよ。ドクターマーチンももちろん大好きだっちゃ。ドクターマーチンはソール鬼丈夫なんで下手したら一生交換場面が訪れないかも。
よく革ジャンではロンジャンとアメジャンに分けられるよね。スマートなシルエットのロンドン革ジャンと、無骨なシルエットのアメリカ革ジャン。好みはそれぞれだし、どっちがいいとか悪いとかもない。どっちも好き。似合うかどうかは置いといて。
アイリッシュセッターなどに採用のトラクショントレッドソール、通称白底はほんとに歩きやすい。正直スニーカーと変わらないレベル。
あと前回学んだサイズ選びがドンピシャだったときは革の重さを感じなくなる。
ここにもすごく感動した。
デザインも好きで履き心地も良い。
もうスニーカーいらないや(笑)ほんと
あと高さが6インチサイズってのが最高に丁度よく感じてる。長すぎると脱ぎ履きしにくいし。
こんなに相棒が沢山になっちゃって毎日どれ履くか悩むのが嬉しくて嬉しくて。
あ、すいません。
県内の古着屋・リサイクルショップをほとんど回りまして自分がお宝と思ったものは迷いなく買ってきたので仕入れない限りしばらくレッドウィングのいいタマないかもしれません。ほんとすいません。大事にします。
さーて、1足ずつ紹介しちゃおっかなー。